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    金色(ゴールド)~カラーセラピー色の意味と色彩象徴

    金色(ゴールド)の意味

    特定の色に惹かれる・気になる時は「心理的な意味」があります。

    金色(ゴールド)に惹かれる時の心理的な意味(ポジティブ)

     

    金色に惹かれる時は、金の持つ「豊かさ」にシンパシーを感じている時かもしれません。しかし「何に豊かさを感じているか?」が重要です。ゴールドは「物質性」から「智慧」「自己」に至るまで、あらゆるものの「豊かさ~価値」を意味する色です。

     

    「今の自分にとって、豊かで価値あるもの」はなんでしょう?

     

    古くから王や神官という「上に立つ」人たち独占されてきた金は「権力者」の色でもあります。

    ゴールドの「豊かさ」は個人で終わるものではなく、「他者へと分配」するためのもの。

    「物質的豊かさ」を与える側になれば「ビジネスサクセス」「お金」の価値。「智慧の豊かさ」を与える側になるなら「師」。

     

    他者に分配できるほど「自分の中に豊かに得たい」もの。それは何なのかを見極める時期なのかもしれません。

     

    いずれにしても「分配する」には、「他者に分け与えても尽きない(また生み出せる)」という「揺るがぬ土台(経験と知恵)と自信」が欠かせません。

     

    ゴールドは、「目標」を持ち、そこに向け「長い努力を続けた」人の色。

    努力の中で「自分自身が豊か」になり、分配することで「自己評価」「自信」が生まれると知っている色。

    そして、その長い道のりを歩く人々を照らす「光(知識の応用)」の色なのです。

     

    金色(ゴールド)に惹かれる時の心理的な意味(ネガティブ)

     

    ゴールドは「豊かさ」の色ですが、過剰に惹かれると金の「深み」を忘れ、「わかりやすい豊かさ」~「物質欲や名声・地位」という安易な「価値」を欲してしまいます。

    金として輝き続けるために「経験と努力」が必要であるにも関わらず、表面的な「賞賛」「ステータス」に流されてしまうのです。

     

    地中から生まれる金は「土」と繋がるので、本来は「寛容」で「ポジティブ」です。

    しかし安易に得た金は土台がありませんから、「根拠のない不安」や「自己不信」から来る「狭量さ」「エゴイズム」を抱え続けることになってしまいます。

     

    補色の藍色(インディゴもしくはパープル)を用い、対外的評価ではなく「自己の内側と繋がり」、自分にとってのゴールド(「不変で」「普遍」な価値あるもの)は何か?「自分が目標とすべき」場所は何処なのか?一度立ち止まってみてもよいかもしれません。

     

    金色(ゴールド)の補色「藍色(インディゴ)」

     

    ©引用転載は可ですが、必ず出典元(当校・当サイト)を明記してください。 

     

     

    金(ゴールド)色の意味と色彩象徴。金色(ゴールド)は「不変」「豊かさ」「豊穣」を意味します

    金色(ゴールド)の色彩象徴~カラーシンボル

    メソポタミアの時代から、太陽に等しい神々の図像には「光輪」が描かれていました。

     

    現代の天使や仏たちも、頭部に光輪を頂いていますが、起源はゾロアスター教の主神アフラ・マズダのシンボルである有翼日輪だと言われています。

    強烈な光を放つ黄金は神々の聖衣ともされ、アッシリアの王たちは金の衣服で「権力」と太陽の持つ「呪力」を示しました。

     

    キリスト教以前ローマで信仰されたミスラ神の光輪は、7つの放射線の光を持ち、まるで太陽そのもののように見えます。人々に恩恵を与える、太陽の黄金の光を具現したものなのです。

     

    ゆえに金色は、「光を放出し、分ける」色。 黄色の「個人」ではなく、「分配者~与えて行く」テーマを持ちます。

    金は、最上の色であり、畏怖されつつも与え続ける太陽そのもの、天上と地上の「王権」「王者」を象徴する色だったのです。

     

    イアソンは「王位」返還をかけて金羊皮を探す冒険へ旅立ち、ベツレヘムの星に導かれた東方の三賢者は、「金」を「王と認める証」にキリストへと捧げました。

    「金」と人類との付き合いは非常に長く、紀元前6000年程前から、シュメールやエジプトで金加工は為されてきました。 金は「地中の太陽」と呼ばれ、人類は古くから、褪せない輝きを持つ金に「変わらぬ価値あるもの」を見出したのです。

     

    エジプトのファラオたちを始め、王者たちの墳墓、歴代ダライ・ラマたちの遺体など、尊い存在の死後を金で護る風習は東西問わず見られます。

     

    4世紀の包朴子には「人間の9つの穴を金玉で覆えば遺体は腐らない」との記述があります。漢代では天子のみ許された、金糸と玉で遺体を包む金縷玉衣が出土されています。 腐食しない・変色しない輝きを持つ金を用いることで、死後なお「永遠なる存在」を留めておこうとしたのです。

     

    チベットでは赤の僧衣が印象的ですが、僧衣の中に着る衣は多くは黄色です。しかし、転生活仏…高僧の生まれ変わりとされる僧たちだけは、「受け継いだ永遠の魂」を象徴する金の衣を着ることが許されています。

     

    金色は古今東西「永遠不滅」「価値あるもの」のシンボルしています。金色の意味は「自己価値」「努力」

    紀元前300年頃アレクサンドリアで生まれた錬金術は、この「永遠」で「完全な」存在である金を生み出そうと、様々な宗教、伝承を巻き込み奥義を生み出しました。

    象徴と寓意で記録された錬金術の全容は明らかではありませんが、多くのカラーセラピーのゴールドが持つ「ゴール」という意味は、錬金術師たちが生涯を費やした「努力と達成」を象徴しています。

     

    12世紀以降、錬金術は舞台をヨーロッパに移しますが、結果的に賢者の石を作り出した錬金術師はほぼいません。しかし、その努力の過程で、現代化学の基礎や器具を多く生み出しています。苛性ソーダ、硫酸、塩酸、リン、フラスコなどは、名もない錬金術師たちの努力の結晶です。

    ゴールドの豊かさとは、「結果」だけではなく「経過」にもあるのです。

     

    麦作の文化では、麦穂の黄色や金色は「豊穣」の象徴でした。 ギリシア・ローマの太陽神・豊穣新は黄金の髪を持ち、ゲルマンの神話では、美と豊穣の女神フレイヤが流した涙が地に沁み込み、黄金になったと言われています。

     

    しかし、神々が「黄金の林檎」を巡って起こした争いがトロイア戦争の遠因になったように、金は「豊かさ」と同時に「不和」や「戦争」の意味を持ちます。

     

    悟りを開いた仏陀は永遠に輝く「智」の光に輝く身体を持つ…「身相金色」と記されています。仏教では「金剛」とは智慧や菩提心を象徴します。 金の「豊かさ」は物質だけではなく「智」の豊かさを指し、「叡智」の色でもあるのです。

     

     

     

    ゴールドの意味と色彩象徴 ©2015 ホワイトターラ主宰 金山知佳子

     

     

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