オレンジ~カラーセラピー色の意味と色彩象徴
【オレンジ色の意味 contents】
オレンジ色の意味
特定の色に惹かれる・気になる時には「心理的な意味」があります。
オレンジ色が気になる時の心理的意味(ポジティブ) |
オレンジに惹かれる時は、オレンジの持つ「刺激的」「楽しい」「社交性」のムードにシンパシーを感じている時かもしれません。日常の中の「非日常」を意味するオレンジは、「美味しいモノ」を食べる・「綺麗なもの」を見る・新しい分野(人間関係や経験など)を「開拓」するなど「いつもと違うことをしている自分」を「楽しむ」色です。
オレンジは「五感刺激」を感じる色なので「体感」を重視します。机上の空論を10説くよりも、1つの実践・体感を重視します。そして、その体感を多くの人とシェアすることで「充実感」を感じる「交流」の色なのです。
第2チャクラから言えば、オレンジは「感情」の色。難しいことは考えず「楽しいこと」「好きなこと」に向け「チャレンジ」する時、「感情のままに動く」「大胆さ」が必要な時、オレンジは背中を押してくれます。 また過去の感情の傷を癒してくれる色でもあります。
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オレンジ色が気になる時の心理的意味(ネガティブ) |
オレンジは「刺激」「楽しみ」の色ですが、「過剰に」惹かれてしまうと「享楽的」「快楽主義」の側面が表れます。また「社交と交流を楽しむ」バランスを崩すと、予定表が埋まっていないと焦りを感じたり、SNSなどで常に人と繋がっていないと不安になったりします。
「華やかな場所で、人に囲まれている自分」以外の自分に価値を見いだせない…そんな兆候が出たら、オレンジのオーバーネガティブ~「人間関係・ネットワーク依存」な傾向かもしれません。
第2チャクラは「感情の安定」のテーマを持ちますが、一度「感情の不安定」さが噴出すると自分ではコントロールできず、必要以上に「人との繋がりを求める」ことで「感情の安定」を得ようとします。 そんな時は補色のブルーを用い「落ち着き」「心の平和」を得て、「1人の時間」を楽しめるよう心がけた方が良いかもしれません。
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オレンジの色彩象徴~カラーシンボル
●チャクラ:第2チャクラ
オレンジは燃え盛る「焚火」の色です。
古代より「焚火」と祭祀は切り離せないものでした。
人々は「焚火」の周囲に集い、火を囲んで語らい、簡素な暮らしの中の僅かな時間を楽しみました。
燃え盛る炎は「高揚」…時には「宗教的エクスタシー」を人々にもたらします。
現代の祭りはは「イベント」「娯楽」的な要素を強めていますが、「燃え盛るオレンジの炎」はいつの時代も変わらず、我々に「興奮」と「刺激」を与え続けています。
オレンジはハレとケなら「ハレ」の色。古代より、日常の中にある「非日常」の色なのです。
アジアの小乗仏教では、オレンジの衣は出家僧の証です。ヒンドゥー教のサドゥたちは、サフランオレンジで全身を包みます。
長い修行の果てに肉体を手放した時、オレンジ色の炎が魂を燃やすと彼らは考えています。
オレンジは俗世を、肉体を「放棄」する意味を持ちます。
祭の「エクスタシー」と俗世の「放棄」。どちらにしても、オレンジは日常からは少し離れた色「非日常」の色なのです。
「幸運を運ぶ」とされるオレンジは、ヒンドゥの「富と幸運」の女神ラクシュミ―が好むヘナの色でもあります。
インドの花嫁は、両手に精緻なメンディを施し輿入れの日を迎えますが、皮膚を美しいオレンジ色に染める為には長い時間を必要とします。
鮮やかなヘナオレンジに染まった手指を持ち嫁ぐ花嫁は、「忍耐強い嫁」として婚家で歓迎され「幸運」が約束されると言われています。
「太陽」の色でもあるオレンジは、「朝日」の色です。
暁の女神アウロラは太陽神の先駆けとして、サフランオレンジの衣を着て東の空を駆け上がります。オレンジは1日のスタートに溢れる「喜び」と、今日と言う日に出会うであろう未知なる「刺激」に向けた期待の色でもあるのです。
オレンジの意味と色彩象徴 ©2015 ホワイトターラ主宰 金山知佳子