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    黄色(イエロー)~カラーセラピー色の意味と色彩象徴

    黄色(イエロー)の意味

    特定の色に惹かれる・気になる時には「心理的な意味」があります。

    黄色が気になる時の心理的意味(ポジティブ)

     

    黄色に惹かれる時は、黄色の持つ「明るく」「オープン」なムードにシンパシーを感じている時かもしれません。黄色は「太陽」の色です。空の中央で「堂々と自分の光を放出」する太陽のような「解放的」で「独立した」色なので、「自己の放出(自己主張)」すべき時にサポートしてくれます。

     

    また黄色の「光」は「知性」「知識」も意味します。黄色は「知識を探求する」「好奇心を満たす」ことから「喜び」を生み出します。オレンジの「五感刺激」とは異なり、黄色は「精神的刺激」を求める色なのです。黄色に惹かれる時期は何かを「学んだり」「知識を増やしたり」するのに向いています。

     

    第3チャクラから言えば、黄色は「個人の意思」を意味します。組織の歯車ではなく「自分と言う個性を発揮する」「自分の生き方を決める」そんな覚悟を問われている時、黄色はサポートしてくれます。

     

    >> 黄色い服を着るとき

     

    黄色が気になる時の心理的意味(ネガティブ)

     

    黄色は「意志」の色ですが、「過剰に」惹かれてしまうと「個人の意思を貫き、周囲との不調和」を生み出す色でもあります。「個」であるということは「孤独」と背中合わせなのです。

    「神経」「神経質」な側面も持つ黄色は、一見「エゴイスト」「独善的」に見えたとしても「センシティブ」な「傷つきやすさ」も持っています。「不調和」を正面から受けて立つ図太さはないのです。

     

    第3チャクラの「自分の意思」が黄色の特徴ですが、「孤立無援」な時・「孤独」を痛感した時は、「自己不信」に陥り、「自分の意志」そのものを疑い始めます。「神経過敏」「不安」「心配」と言った状態が続くなら、補色のバイオレットを補い、「目標(何のために自分の意志を貫くのか)」を明確にし、自分の「個性」に対する「客観性」を持つことで、再び「意志」を固めるサポートにすると良いでしょう。

     

     →黄色の補色「バイオレット」

     

    ©引用転載は可ですが、必ず出典元(当校・当サイト)を明記してください。 

     

     

    黄色(イエロー)の意味と色彩象徴。黄色は第3チャクラの色。個人の意思や独立の意味を持ちます。

    黄色の色彩象徴~カラーシンボル

    ●チャクラ:第3チャクラ

     

    黄色は「太陽」の色。

    「中天に輝く真昼の太陽」の色です。 古代エジプトでは太陽を、朝のオレンジ・真昼のイエロー・夕陽のレッドで区分けしました。ゆえに、この3色は「太陽神」=「男性(男性性)神の色」をシンボライズします。

     

    仏教では、この太陽の3色をシンボルカラーとしています。

     

    四元素の黄色は「土」もしくは「空気」に象徴されます。

     

    五行の黄色は「土」の色。

    黄河流域から文明が興り、黄砂が大地を覆う中国では、まさに「人間の住む土地」の色です。彼らは黄色を、肥沃な大地とそこを統べる「皇帝」の色と定めました。

    伝説では、最初に中華の土を統一し文明をもたらしたのは「黄帝」としています。

    唐代文化の影響を色濃く受けた日本でも、嵯峨天皇の治世より定められた禁色は「黄櫨染」…ミカドイエローです。

     

    「土」の方位は「中央」です。

    黄色は、空の「中央」にいる太陽の色であり、第3チャクラもまた「腹」「太陽神経叢」と言った「人体の中央」にあります。 

    ゆえに、黄色には「中央」「中心」と言った大きなテーマがあります。

    「センタリング(中央)」・「腹を据える」・「腹を決める」 …自分の中心に自分を置くこと。

    これが黄色の主題なのです。

     

    太陽が放出する「光」は、「知性」もあらわします。

    「黄」の語源は火のついた矢…光が四方に散るさまをあらわしていると言われています。 紀元前に確立した「皇帝内経」が、中医学の根本理念として現代にまで受け継がれているように、黄色の「知性」は、その光の矢で後世までを照らすのです。

     

    太陽のみならず、ブッダの肌の色からも仏教では黄色を「ブッダカラー」と呼びますが、ブッダの教えは、太陽の光のごとく「放射する知」「遍く不変の智慧」と言われています。

     

    黄色は太陽の色で、仏教では智慧の色であり仏陀の膚の色。黄色い大地は豊かさ・幸せを予感させます

     

    インドのカーストでは、黄色は農民の色・ヴァイシャを意味します。土を耕し生きる色です。

    五大でも黄色は「地大」。

    大地という「宝庫」をあらわします。地大のラトナサンバヴァ~宝生如来~は、「宝から生まれた者」という意味を持ちます。

     

    アジアの黄色い大地は「肥沃」「豊穣」をあらわしますが、砂漠の苛烈な太陽の黄色は、「死」「渇死」の色と転じます。

    黄色は「無限に広がる灼熱の砂漠」の「死」の色でもあるのです。

    キリスト教では、神が聖別した~献上品として選んだ~色の中に黄色はありませんでした(旧約聖書)。更には、より輝きを放つ金色が「高貴」と位置付けされたことで、類似する黄色は「卑賤」の色とされてしまいます。

    中世では、銀貨30枚でキリストを打ったイスカリオテのユダ…「裏切り者」のユダの色、「異端者」の色とされ、聖職者が黄色を着用することを禁じる法が作られました。

    「自ら光を放つ」ということは、良くも悪くも「目立つ」のです。

     

    このことからも黄色は、「天命を受けた個人の色」。 わたしという個を、人生の中で確立するという課題を持ち、 「自分の意思と知恵で、生き方を選ぶ」 色なのです。

     

     

    イエローの意味と色彩象徴 ©2015 ホワイトターラ主宰 金山知佳子

     

     

     

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